53人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
臨床医の立場から, 2007-11-29
本書にいわゆるハウツーもののような整理の手練手管を期待してはいけません。その内容はアートディレクターという仕事の本質、根源に遡るものです。著者はこの仕事をドクターになぞらえ、”答えはいつも自分でなく、相手の中にある”、”それを整理するために相手の思いを整理することがすごく重要”と述べています。これはデザインというものを感性ではなく、論理で捕らえ、その過程を理路整然と表現すると言う態度であり、ご本人の意識どおり、ドクター(臨床医)の思考回路そのものであろうと思います。臨床の知恵と言うべき思考方法がこのように全く違う分野でおこなわれていることに一種の驚きと喝采を持って読みました。
50人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
真の意味の自己実現とは何か, 2007-11-27
読んでみて、素直に人に勧めたくなった一冊。
最初は、この著者に対して大いなる偏見があった。
つまり、自分の才能一つでのし上がった人特有の、自我の強さに満ちた人種なのではないか、という。
ところが、いざ読み始めてみれば、そのフランクで柔らかい語り口に、自然しぜんと引き込まれてしまった。
しかも、そこに書かれている内容は、なかなかのもの。
伊達に「気鋭のアートディレクター」を張っているわけではないな、と思わせられた。
書名に「超整理術」とあるのは、「単なる環境整備のことだけを言っているわけではない」という意味合いで「超」が付いている、と考えてよさそうだ。
「空間の整理」「情報の整理」「思考の整理」と三つに分け、大切なのはプライオリティーであり、視点の導入であり、思考の情報化である、と説かれている。
何より感心したのは、はっきりと語られていたわけではないが、この著者の考え方の奥にあると思われる、「自我を去ることが仕事の成功につながる」という思想。
もっと、「自分はこう表現したい」と強く押し出す形で成功してきた人なのかと思いきや、自分を表現することよりも、クライアントの求めるものを正しく汲み取り、それに寄り添う形で自らの才能を投入することにより、その仕事のあるべき姿が実現し、そこにあるべき成果が伴うに至る、といった哲学の持ち主であるように見受けられた。
真の意味の自己実現とは何かが端的に語られており、特に芸術系の道で身を立てようと志す人にとっては、非常に参考になりそうだ。
結局、「自分が、自分が」と思っているうちは大したものは生み出せず、自在に視点を変換させ、ある時は受け手の立場に立ち、ある時は受け手をも超え、俯瞰した立場で捉える、といったことが、価値のある何かを生み出すためには必要不可欠なのではないか。
そのようなことを改めて考えさせられた。
27人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ビジネス書というよりは…, 2007-12-03
佐藤可士和自らがアイデアの源泉を語る!
の内容どおり、一人の人間のものの考え方や仕事の取り組み方がわかる本です。
整理術や、自己啓発を主な目的としている人にはおススメできません。
ノンフィクション小説のような感覚で、
問題解決プロセスをなぞっていくという風に読むのが一番楽しめるのではないでしょうか?
デザイナーの人の本ははじめて読むのでなかなか面白かったです。
32人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
レビューはもっともだけど, 2007-10-24
たしかに、他の方のレビューはもっともではあるものの
だからこそ素晴らしいと私は感じました。
芸術のような、思考回路を体感することで
読んだ人の中にも才能が芽生えるきっかけになる作品です。
論理思考のスキルを学んだけど、ただ小難しい人になっただけと言う人は多々いますが、
この本の伝える世界は、ロジックのクリアさと感受性のクリアさの
双方が持つパワーを教えてくれていると思います。
何かを学ぼうとするのではなく、
彼の思考と感性を体感するという視点で読むと
とても役立つと思います。
私は興奮のあまり、もう10回以上読みました。
15人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アイディアを考える前にすべき準備運動, 2008-03-01
何かのアイディアを考えるとき、(1)情報収集、(2)情報の整理、(3)仮説構築、という3ステップを踏むことが普通だと考えられていますが、意外と2番目のステップは軽視されがちです。私も、整理を軽視して、多すぎるタスク、多すぎる情報、多すぎる資料、多すぎる物を処理しきれなくなって、頭がフリーズしてしまうことが多々ありました。この本は2番目の整理ステップの重要性について気づかせてくれたという意味で、非常に有用でした。
整理というのは、意識していないと軽視しがちなことでもあります。整理が大切だということに反対する人は少ない。では、あなたの机の上は常に整理されていますか?
例えば、トヨタ生産方式では、整理整頓や清掃を生産性向上の最重要ポイントとして位置づけます。机の上に余計なものは一切、置きません。また、マインドマップは、脳が情報を格納する構造に似せてアイディアを放射状に整理することで、思考を活性化させてくれます。当たり前のことが、これだけ多くのところで強調されているのは、意識していないとできないことだからです。
この本では、佐藤氏が、物の整理、情報の整理、思考の整理をどのように行い、それは優れた作品を生み出すことにどのように役立ったか、ということが書かれています。良いアイディアを生み出す上でどのような習慣を見につけるべきか、という観点で読むと、本書の価値が理解できると思います。そして、多くの場合、整理するだけでも、自ずと答えが見えてくることが多いということが理解できると思います。
最後に、どうすれば良い仮説、良いアイディアを構築できるか、ということは本書の対象外です。そのことを勘違いしている人が多いのか、レビューの評価が低くなってしまっているのは残念です。
86人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
実用面としてはどうしても弱い, 2007-09-29
読んですぐに実践できることが、いくつも書いてあるのかと期待しましたが、重要な情報は2ページ分ほどしかなく、残りページは佐藤氏が関わり、うまくいった仕事の内容の紹介が主。面白いエピソードもありますが、実用的なビジネス書としてはどうしても弱い一冊。
50人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
著者は何のためにこの本を書いたのだろう・・・, 2007-09-23
「情報」をたくさん集める。並べてみる。関連付けてグルーピング
する…。書かれている内容はオーソドックスで取り立てて新しいこと
はない。
扱われている素材が著者が関わった発泡酒のプロモーションで
あったり、大学のイメージ戦略であったりと身近で具体的なもの。
なので、なんとなくこのような手順でアイデアを暖めれば、
すばらしい広告が作れたりインパクトあるプロモーションができたり
するのではないかという希望(錯覚)を抱くことはできる。
しかし、著者は何でこのような本を書いた(企画が持ち込まれた
のかもしれないにしろ)のかよく分からない。内容で魅せたいと思う
なら著者の本業の作品とは対極的なほど平凡で独自性は少ない。
芸術系クリエーターで「感性のヒラメキ」で作品を生み出している
ということにするなら、そもそもこういった本まで手を出さないだろ
うに…。まあ、そんなことは大きなお世話なんだけどね。
ちょっとがっかりの1冊。
19人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理整頓と仕事の発想は同じベクトル, 2007-12-06
何を整理するのかと思ったら、「空間」「情報」「思考」の3つと言う事だ。この3つはすべてにおいてつながっていて、結局ゴミひとつない綺麗に整理整頓された部屋でも、情報や思考が伴っていなければ、ただ綺麗なだけで実際には何の役にも立たないという事がよくわかる。
空間を整理するためには、プライオリティをつけることが大切→そのためには情報を整理する必要があるが、それには視点の導入が大事→視点を導入するには、思考の情報化…と流れていくのだが、それを実際の自分の仕事に置き換えて説明してあるので、理論と実践という意味で大変わかりやすい。
「自分が何のために、これをやっているのか」がはっきりしないのに、整理整頓を始めるのではなく、「視点」を決める事が大切。その視点を決めるためには色々な情報を持ち寄って、その中で「これ」というのを決める。その決めたものが違ったら、方向的にはまったく別のものになってしまう。
一番簡単な空間の整理でも、「使う頻度」で整頓するのか「機能性」か「デザイン」かで順番はガラッと変わってくるわけだ。書類は時間軸で、文具は機能性でと、違う視点で整理する事も可能。
その「視点」も一度決めたからそれに固執するというのではなく、時間や技術革新、心の持ちよう、相手の変化などで常に変わるものだろう。(それを変えないと、偏屈とん頑固とか意固地と言われるが、本人は正しいと思い込んでいるので、言われたら反発する?)
いずれにしても「すっきりした空間は、仕事の効率が上がり、リスク回避になる」という目的を持ってとりあえず身の回りを整理整頓しようと思わせてくれる良書。
14人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3ポイント整理術, 2007-11-07
著名アートデザイナーによる整理術に特化した本。通常の整理術の本は、実践的というか泥臭い感があるが、この本からは著者の美意識というか著者の思考法そのものを感じる。その分、概念の把握には若干時間がかかるかもしれない。
○ 整理術のポイント
・ 空間整理:プライオリティ付け
・ 情報整理:視点
・ 思考整理:思考の情報化
○ 空間整理のポイント
・ 整理をポジティブに捉える「整理=仕事の精度アップ」
・ 捨てるモノを決めるにはプライオリティ付けが大事
・ 定期的に整理する
・ 使ったら所定の場所に戻す
○ 情報整理のポイント
・ 第三者として捉える(「近所のおばさんだったらどう見るか」と見る視点を変える)
・ 思いこみを捨てる
・ 視点を引いて客観視する
○ 思考整理のポイント
・ 自分と相手の考えを言語化
・ 仮説を相手にドンドンぶつけることで相手の考えを確認する
・ 他人事を自分事に:接点がないものの接点を探す、作る⇒化粧品は接点がないが、男でもスキンケアはするから、ケアという接点はある。そこから考えを拡げる。
13人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
先入観ナシで読めば、それなりに良書です, 2008-02-05
話題の本。
賛否両論あるようだが、フラットな立場で読めば、十分面白い本だと思う。
整理術というとモノの整理を思わせるが、実際には思考術、発想術の本である。
自身の生み出した数々のヒット作の開発ストーリーを織り交ぜつつ、佐藤氏の思考の過程を追っていくという展開。
広告デザインの舞台裏がわかって面白くはあるが、下手をしたら単なる自慢話である。
だがそれを、「整理」というコンセプトで見せることで、一本筋の通った読み物に仕上がっている印象だ。
そもそも佐藤氏のデザイン自体「整った」「整理された」という印象を持つものばかりであり、そのイメージとも非常にぴったりくる。
この本の打ち出し方自体、自分の強みやイメージを綿密に「整理」した結果なのだろう。
さて、この考え方に汎用性はあるのか、つまりどこまでマネできるのか、ということになると、
「考え方を参考にすることは可能」
といった程度かもしれない。
その意味では、「他人軸を自分軸に持ってくる」など、うなずかされる点は多かった。
13人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
読み手の器量次第, 2007-11-20
リアルで佐藤可士和さんに会って話を聞いたことがある人なら、すぐにこの本の価値や言いたいことが理解できると思う。まさにこれは、彼のロジックや本質を解説している本。だから、それをどう自分のことに応用するかは「読み手の器量次第」といったところ。セミナーなどでよく言ってることを、より深く突っ込んで解説していると思います。
まず「整理術」という本のタイトルから「整理整頓の本」として読んでしまった人には不満でしょう。また、「アートディレクター」を「アーティスト」だと思ってしまっている人にも不満でしょう。この本は彼の「仕事術」の本だし、それを「日常にも応用してますよ」って内容なんだから。
13人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
悪くないと思った, 2007-11-13
内容として当たり前のことを言っているという批判もあるが、とにかくその当たり前のことを継続していく結果、著者の素晴らしい成果があるのだと思う。仮説を立ててまず自問自答し、自分の中の視点を整理していくというのはビジネスの基本であり、好感を持った。
8人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本を読んでからママバッグが随分コンパクトになり友人に驚かれました, 2008-01-25
「整理術」とはあるけど佐藤可士和著だしこの本の表紙のデザインからして
整理術の実用書ではなさそうだと思いながらも、
だったらどんな内容?と余計に興味が湧いてきて買いました
予想通りで整理術としての実用的な例は少なかったものの
クリエーターとしてのビジネスをする上での
頭の整理術法については
随分興味深い内容がぎっしりでした
それに具体的な整理術として書いてあったものを実践したところ
1歳の子供の荷物でやたらと大きくなってしまうママバッグが
随分コンパクトになり
ママ友から「どうしてそんなに荷物が少ないの?」と驚かれ
この本を紹介しました
また片付けが苦手な友達にも私が読んだ本をあげました
なのでアマゾンで自分用のをまた買おうと思っています
個人的には5つ☆をつけたい所ですが
具体的な整理術のバイブルではないのでその点を引いて☆4つ!
8人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
片づけ方の本ではありません, 2008-01-13
この本はすごくシンプルな本です。表紙がシンプルであれば中身の構成もシンプル。いいたいこともシンプル。事例もシンプル。何も奇をてらったところがないのに、すごく輝いています。コンセプトを磨くことの大切さをこの本自体が語っている気がします。
複雑化する情報をいかにシンプルにして、本質を相手にぶつけるのか?という方法論の説明になっています。あくまでもフォーカスをしているのは「いかにアウトプットを出すか?」です。相手の問題を自分のものとして考える、引いた視点で見る、ネガティブをポジティブに、言語化する、などです。それぞれの領域は別の人が個別に解説した本が良く出ていますが、それらをツールとして洗練させているところがすごいです。
そして、著者のきまじめな性格(だと思う)がしっかり出ているのが目次です。最後の振り返りに、最初のスキミングに、きちんと言いたいことが凝縮されているいい目次です。
書籍のタイトルよりも、その下に英語で書かれている、「本質へたどり着くための究極の方法」という所がこの本の本質かな、と思います。片づけ法としての内容は全体のごく一部です。片づけを期待する人には合いません。あしからず。
8人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
事例の面白さ, 2007-10-17
二点、です。
1. 整理方法に関してのノウハウとしては、皆さんが書かれているように目新しいものではないとうこと。
2. ただ、個人的にステップワゴン、極生、「潔い」携帯、など「知ってはいたけど、どういう回路でそれができたか?」という点に触れていることは、興味深い例
ノウハウではなく、視点や見解、それをどう昇華していかれたか?その過程については、平易に書かれているのではないでしょうか?
ノウハウを期待された方もいるという視点で−1です。
182人中、142人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
喫茶店で「えぇ?」と声を出してしまったくらいの期待外れでした。, 2007-09-23
テレビ番組や雑誌で拝見したで佐藤可士和の事務所は素晴らしく整理されていました。
資料の入れられた箱がずらりと並んでいるエントランス。
そこを通り抜け、スカッと広々とした空間に
大きなテーブルに載ったMacintosh。
雑然としているデザイン事務所とは違う、
クリエイトのための部屋でした。
なのでこの本は期待していました。
けれども、ハズレ。
書いてあることはかなり凡庸なことばかり。
これならば女性向けの片付け本の方がとてもクリエイティブです。
どうしてこんな本を出版したのだろうか?
デザイン業界もはやり廃りの激しいところ。
今のうちに「片付け業界」に転職するための布石なのかしらと
穿った見方をしてしまうほどのスカスカッとした本でした。
次は「アイデア創出」系の本を出すのかしわ。
3人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
過大評価する気もないし、過小評価する気もなし, 2008-05-04
考え、感情、無意識を言語化するために、佐藤氏はこんなことをしてますよ、という本。
感心した言葉は、
「考えることは「とりあえず」との闘いでもある」
「「とりあえず」とっておくことは整理ではない」
「とりあえずとは、いつまでのことなのか?」
「アイデアが出ないと悲観する前に、まず目の前のものを見つめなおす」
「他人事を自分事にできると、リアリティが生まれる」
ただ、それ以上に感心してしまったのはユニクロの柳井正氏の言葉、
「服は服装の部品」
「ユニクロはパーツカンパニー」
だったんですけどね。
3人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
一つの考え方の方法, 2008-02-19
モノに思い入れを持たせてしまう人間には、分かっているけどできない内容です。
無意識の意識化というのは、無意識を意識へ引き上げることであり、付随してくる様々なものごとを肯定することだと思います。
だから、著者が「整理」の次に向かうとすれば、カオスをカオスのまま肯定する作業かな?と感じました。
20人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
仕事の良し悪しを決めるのは最後は感性か, 2007-12-23
私は同氏のことはこの本以外では知りませんでした。
そのため彼が何をしたか、どういう人かはこの本を読み始めて知りました。
読むと彼はアートディレクターで曰く“コミュニケーション戦略を総合的に立案し、デザインの力で目に見えるかたちにしていく仕事”なのだそうです。
そして手がけた案件が、例えばキリンの発泡酒「極生」、ホンダのステップワゴン、ユニクロ、明治学院大学、国立新美術館などなど。
で、その商品開発なりブランディングをするときに彼が行っているのが整理術だと言うのが骨子です。
整理のプロセスとして1状況把握、2視線導入、3課題設定の整理、整理のレベルとして1空間の整理、2情報の整理、3思考の整理とそれぞれ分けています。
カスタマーレビューでいま一つの評価がありますが、このそれぞれにおいて細かい説明が少ないことがその一つの理由と思われます。つまり整理術と題名で謳っていながらその整理術のノウハウが少ない、乃至はあっても既知のものだと。
その通りなのです。整理のノウハウを知るのであれば確かに別の本の方が良さそうです。
ですがこの本は“佐藤可士和”の整理術です。佐藤可士和のような仕事をするにはどうしたら良いのか、その“思考”を本人から直接教えてもらう本なのです。実際成功している人物が自身で書いている書なのでその“考え方”の片鱗を知るには全く読む価値のある本です。後は読む人の感性に委ねられるところが多いかも知れませんが。
私は彼とは業界が違ういわゆる営業職が生業ですが、彼の本には感じるところが多かったです。
37人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
マーケティングの勝利?, 2007-10-16
少し大きめの書店では目立つように平積みされていますね。
どんなに注目を集める内容かと期待してみましたが、既視感漂う
部分多く、エッセイに近い内容で拍子抜けでした。
新書で出すより罪作りかと。
7人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
発想、着想のヒント集, 2007-12-25
著者の仕事を通して数多くのヒントがちりばめてある。
あくまでも発想や着想のヒントがそこに介在しているだけで、
明確な答が書かれているわけではない。
表層的な実践集を求めている人には理解できず、
結果、期待はずれかもしれない。
しかし、冷静に読み解けば得るものが多い本だと思う。
ただし、エピソードは雑誌などで見かけたものの集大成という感じで、
佐藤可士和のマニアにはお勧めできない。
14人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アウトプットを仕事としている人、そういった仕事につきたい人、必読。速度というキーワードで仕事を見直すチャンス。, 2008-03-02
筆者のことは、デザインもたいしたこと無いし、時代の寵児で、実力以上に評価されちゃった半タレントデザイナーと勝手に思っていた。
おそらく自分のやっかみもあったんだろう。
それが先日、著者の対談を直接聞くチャンスがあり、その言っている事が、あまりにちゃんとしているので、この本を読んでみたくなったのだ。
そして、翌日には購入。
読んでみたら、これはスゴイ本だった。
この本を学ぶことが無いとか、普通のことしか書いてないという人は、マーケティングとか、実際に実行(エクゼキューション)に関わる仕事をしたことが無い人、本当に忙しくなったこと、または自分のアウトプットが枯れた経験の無い人なのではないかと思う。
この本で、一番大事なこと、キーなのは筆者のいう「スピード」という事。
同じ結果を出すにしても、スピードが早ければ、もっと多くの実行(プロジェクト)ができるし、空いた時間で自分へのインプットをすることができる。
それは、数が多くなるから薄くなるという単純な数式の世界ではなくて、クオリティを保ったまま、アウトプット、(その時点での)正解への速度をあげるということ。
アウトプットへの速度をあげることで、見えてくる世界がある。それは、100mの記録に挑戦するアスリートみたいなもので、鍛錬と集中により、どんどん速度をあげていくことができるものだ。これからもっと速くなれると思うと筆者は言う。
仕事に対してのそのスタンス自体が、非常に刺激的だったし、本当に学びが多い本だった。
マーケティングとか、何かアウトプットを生み出す仕事をしている人、つきたい人、必読。ただし、つきたい人には、ただの整理術としてしか読み取れないかもしれないので、ご注意ください。
10人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
余計な物を省くことの重要性, 2007-11-26
テレビで佐藤氏のオフィスを見て、綺麗に整頓されていたので、
どのようにして整頓された環境を保っているのだろうと思い手に取った。
私が本書で興味を持ったのは、
日々の生活でいかにものを少なく身軽に活動するかということと、
デスク周りの整頓方法についてである。
日常生活での整頓にカバンの例があった。
カバンの中に入っているものを全部出して、本当に今必要かどうかを自問し、
不要であれば収納場所へしまう。
そして、毎日必要なものだけを収納場所から取り出し、カバンに入れ出かける。
試しに、私が今使っているカバンの中身を全部出して、考えてみたのだが、
結構使わないものが入っていた。
「いつかは使う」と、思って入れているものもあるが、
「いつ」がこないまま数ヶ月たったものもある。
同様のことをデスク周りでも行うと、これまた「いつかは使う」と思っている物が出てくる。
それらのものを、収納場所へしまった後は、机上が幾分整頓された。
身の回りがごちゃごちゃしているなぁ。と思い、
それを改善したいと思っている人であれば、試してみる価値はあると思う。
著者の整理法に興味があれば、面白い一冊である。
6人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ピュアなビジネス本でした, 2008-01-18
アートディレクター佐藤可士和のおしゃれな仕事術ではなく、純粋な問題解決の手法を、具体例を交えて紹介してある、ビジネス本です。
著者がこれまでの経験で培った問題解決の手法は、昨今多くの書籍などで学ぶことができる本質の部分を的確に捉えていると思います。
中身もタイトルのとおり、きっちり整理されていて読みやすく、カバーもさすがにおしゃれです。
6人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
創りだすことがクリエイティブとは限らない, 2007-11-19
クリエイティブディレクターという肩書から、
新しい何かを生み出す発想法的な内容が想像されるが、
実際のこの仕事は、情報など様々な要因の中から本質を見つけ出して
それを表現することなのだろう。
ただ、その整理に基づく考え方は、クリエイティブかどうかに限らず、
特定のクライアントがいるような仕事では有効な考え方だと感じた。
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
クリエイティブな仕事にこそ整理が必要, 2009-07-22
ユニクロなどのアーとディレクションを担当した有名なアートディレクターの整理術。実は、こういう気取った職業の人の整理術とか仕事術とかは、自分の成功、才能を見せびらかされているような気がして、敬遠していたんだけど、読んでみたら全く違う。
空間・情報・思考の整理術を自らの経験を踏まえながら、分りやすく、論理的に教えてくれる。職業柄、感性の人かと思ったら、これまた大違いで、きわめて論理的な文章を書く人だ。
自らのセンスを論理的に言語化することに長けていると言ったらいいのだろうか、論旨が明確で、彼の意図が素直に伝わってくる。
うーん、おそれいった。世の中にはこういう人もいるんだ。整理術が単なる事務仕事、作業ではなく、クリエイティブな仕事をするために必須だという考えには、目からうろこが落ちる思いがした。
自分がいかに「整理」をおろそかにしていて、それがために、うまく人に伝えることができていないということに気づかされた。
世の中にあふれる凡百の整理術の本を読む前にこの本を読むことを勧める。
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
あたりまえ, 2009-04-13
一定の周期でこういう本を読みたくなります.
書いてあることはどれも同じ.
同じであることにいつも安心しながら,同時になるほどと思っている自分がいます.
なるほどと肯きながら,いずれまた読み返そうと思っている自分がいます.
当たり前の系譜に連なる一冊.
読み返すことはないでしょうが,思い起こすことは良くある,そんな本だと思います.
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
捨てる勇気の効果, 2009-03-26
本書は、机の周りから頭の中までを幅広く整理するノウハウが書かれている。一言で表現すると ”捨てる勇気” である。
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”捨てる”ことは、不安との闘いである p.79
何が起こるかわからないという気持ちから、モノがたくさんあると人は安心するものです。 p.79
絶対不可欠というベースアイテムのラインアップを作る。僕の場合は、携帯電話と自宅の鍵とカードケースです。そうしたうえで、今日は現場の視察だからデジカメがいる、今日は降水確率60%だから折り畳み傘がいる、というふうに、その日その日に合わせて持ち物をアップデートするのです。 p.80
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どのような整理の本にも”捨てる”ことについて述べられているが、本書はより視覚的に描かれている。なぜなら本書にちりばめられている佐藤氏の作品こそが、捨てる勇気によって作られたものだからである。
体系化という点では多少不満はあるが、即実践できるという点では大満足である。
また各作品についてどの範囲までをデザインしたのかがあいまいである点が多く、明示が必要である。
一方、p.177からの「本質を研ぎ澄ました、ユニクロの”あるべき姿”」という説明は、ユニクロ社長の柳井正氏と佐藤氏のやり取りが具体的に記されており、思考を整理したりぶつけたりしたプロセスを分かりやすく知ることができる。大変貴重な情報である。
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
不要なものを選んで捨てて身の回りを整理する発想を、情報整理に使い、さらに思考の整理に発展させる, 2008-12-07
去年出ていたのに気づかず、
今年出遭ってのは残念だけど、一番いいタイミングだった。
身の回りの整理とは(特にオフィスや仕事場)、
ただ単にきれいに並べればいいものではない。
今の時代、ほっとおけば資料や本やものがどんどん増えていく。
そのときに、何がほんとうに必要なのか 判断し、必要ないものは 『捨てる』。
必要なものの判断とは、そのものをカテゴリー分けする際の『視点』と、
今日必要なのか、近い将来必要なのか、もう少し先に必要なのかの『時間軸』も
考慮する必要がある。そうすることによって置き場所が違ってくる。
そうした、見に周りの整理の発想を、情報や、思考に整理に役立てる。
ばらばらに散らかっている情報や、思考を、
いらないものを捨てて、必要なものを『視点』と『時間軸』を持って選択し、
カテゴリーわけして、組み立て、意味を持たせる。
著者の職業であるアートディレクターは、
限られた文字数や、紙面などの中で、
本質にフォーカスした、一番大事な部分を
ぴんとをはずさず、ばっちりと ターゲットとなる人に伝えること。
そこで、情報が多過ぎると
人の関心からすり抜ける。
読んでいるうちに、
どんどん自分の思考も整理されて、
思わず、身の回りの不要なものを片付けだし、
掃除を始めたら、
ほんとうに、思考が整理されたような気がした。
役立つ『視点』を貰ったことに感謝。
9人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
汎用性に欠ける, 2008-02-17
アートディレクター佐藤可士和による、自身の整理術を空間・情報・思考の領域において、自身の体験に基づきながら記した本。
とりたてて目新しいものはなく、たくさんの自画自賛気味な例示に正直言って、後半は辟易します。
空間の整理術は有益でしたが、情報・思考と抽象度が上がるに従って、具体的・実践的な手法の提示からは遠ざかっていきました。3章ぐらいまでを読んで、あとは6章だけを読めば、要点はつかめます。
整理のためには、視点を見つけることが大切だとそこかしこで力説していますが、それをいかにして見つけるかが具体性に欠けており、応用性に乏しいと思われます。整理法ではなく、整理術と銘打っているところが曲者でしょう。より知的生産性のある整理法を学びたいなら、良書は他にたくさんあります。
5人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
自分の頭が整理されたようですよ, 2008-03-20
大手広告会社、博報堂出身のアートディレクターかつ最近はコーポレートデザインの領域まで仕事の幅を広げつつある「時代の寵児」の(作品集以外では)初の本。
「整理術」と銘打っているが、ビジネス本にありがちな、PCを使って情報を整理するような方法論ではない。整理整頓も一部にあるが、大半は自作を通じた仕事の発想術、頭の整理術である。
佐藤氏は繰り返し、クライアントの「問診」を通じて、これから目指すゴールを明確にし、デザインでその本質を表現すると語っている。相手がビール会社であったり、美術館であったり、病院や学校であったりと多岐に渡っても結果を出せるのはこのためだという。
このいかにも大手代理店的アプローチに違和感を覚える向きは本書を評価しないだろう。美術家ではなく、クライアントありきの職業なのだ。ただ、情報を整理して、本質をつかむ思考法はいろいろな職種に応用できると思うし、「レスポンスは限りなく早く」「無駄なものは捨てる、持たない」方法はすぐ実行しようと思った。
軽く読めるので通勤時や寝る前に。
5人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
超整理術とは!?, 2008-02-24
引越しや模様替えなど、なにかと整理をしたくなってっきたこの時期、そういえば半年ほど前にこの本が書店やAnazonsでよくい売れていたなと思いさっそく読んでみました。
よくある整理整頓の本かと思って読んでみましたが、そこはアートディレクターでもある著者一般の整理術とはちがい「超」がつくだけのことはあります。
著書のなかで整理術を
1空間の整理・・快適作業空間を創り出す。
2情報の整理・・情報の視点を変えることで新たな発見を生み出す。
3思考の整理・・思考を整理することで頭の中の漠然とした思いをスムーズに相手とやり取りができる。
と分別しており、それぞれの術を著者が実際に携わった仕事を介して紹介されており大変興味深く、視野が広がる本です。
5人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
食わず嫌いでしたが・・・, 2008-02-10
ツタヤマークやステップワゴンで有名な佐藤可士和氏。クリエイターやデザイナーからは概して評判のよろしくない可士和氏ですが、「自分はアーティストではなくコンサルタントとして企業の本質を見極め、ソリューションを提示しているだけ」の下りは非常に共感できました。なんだかんだ実績出す人は偉い。「整理」というワークスタイルを確立することで自分の仕事の方向性≪アーティストなのかコンサルタントなのか≫をぶれさせないようにしているということなのでしょう。
5人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
空間、情報、思考の整理の方法論, 2008-02-07
整理のノウハウが書いてあるわけではありません。
どのように、空間、情報、思考を整理していくのか
という方法論が書かれたものです。
空間を整理することで仕事の効率が上がるのは色々な
本でいわれていることですが、それをポジティブに捉
えるところ、捨てるものを決めるためにプライオリティ
をつけるところなどが新しい発見でした。
すぐに実践できそうな、テクニックもいくつか紹介さ
れています。それだけで、読む価値がある本だと思い
ます。
5人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
問題解決本, 2008-01-11
アイディアを産み出す本と紹介されて買ってみました。
確かに作品を作り上げるまでの過程が描かれていて、アイディアを産み出すという観点からも役立ちそうでした。
ただ、仕事での成長で行き詰まり中の私には、問題解決の側面がとても役に立ちました。
情報の整理での思い込みを捨てるためのいくつかの具体的な例。
思考の整理での他人事を自分ごとにする方法、仮説をぶつけて確認する方法。
なかなか仕事上で自分自身の問題の原因を特定できないので、これらの例や方法を使ってひらめけたら楽しみです。
アートがすきな私としては、おお!この作品がこうやって出来たのか!と感激しながら、楽しく読めました。
また、この本の装丁、また文章ひとつひとつまでもが簡潔・明瞭で美しく、この本自体が一つの作品となっていて素敵でした。それもあって、この値段でもOKでした。
12人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理術と言うよりは、, 2007-10-19
佐藤可士和という人は相当にプレゼンテーションがうまい人なんだろうな、
というのがこの本を読んだ率直な感想です。表現は簡潔でわかりやすく、
一つの紐のように論理が収束していきます。特に難しいことが書かれてい
るわけでもなく、装丁も内容もすっきり。
肝心の内容はちょっと薄いかなといった印象です。空間、情報、思考の整理
という三つの観点と彼自身のプロジェクトの解説を絡めながら進んでいくわ
けですが、万人に薦められるほど素晴らしいかというと疑問が残ります。整
理術そのものよりも、彼のプロジェクトにおける思考の過程が書かれている
ことはありがたい。
19人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
野口さんを読むよりは良いと思います, 2007-09-28
物理的な整理における「捨てる勇気」とか「捨てるバッファ」だとかの考え方は、今更目新しいものではありません。本書のキモは(野口悠紀雄氏の本もそうですが)、物理的な「片付け方法」とか「整理法」ではなく、アイデアの整理方法にあります。もっとも、それさえも凡庸だと指摘されれば、その通りと言うしかありません。
おそらくは凡人も真似できる画期的な「整理法」とか「発想法」なんてないんです。佐藤氏の発想スタイルをパターン化にすると、本書のような「整理術」あてはまったということなんだと思います。
でも、佐藤氏の言葉と経験に基づいた事例を、あたかも板前が握る寿司のように美味しく提示してくれているのが本書です。佐藤氏の考え方は彼のオフィスのごとく整然として美しく、そして読みやすい。同じネタであっても新鮮です。
29人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
内容が浅い, 2008-01-10
参考になった記述は確かにある。
しかし、内容が浅い。
表現が一様に抽象的で、ハードカバーの本と
いうには残念ながら価値は見出せなかった。
と、いうか著者の自慢話が強すぎる。
それなりに成功した経営者だからできる
という感も拒めない。
なぜ自社のオフィススペースが「サムライ」なのか。
色々自慢しているわりには基本的な説明がない。
途中で嫌になり、流し読みをして古本屋行きでした。
わざわざ買って読むまでもなかったです。
立ち読みで十分かも・・・。
15人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
コンサル本の手前, 2007-10-06
情報の整理方法についてはコンサルが書いているような論理的思考の本,「考える技術・書く技術」で十分な内容。
それに関しては特に真新しいところはない。
また、彼の仕事の事例紹介については悦子婦人が書いた本の方が面白いと思う。そちらを読んでいない人にとってはよいかもしれないが。
あえて評価するとしたら、クリエイターよりの人も仕事をつきつめていくとコンサルタントのようなスキルに行き着くのだということを示している本。佐藤さんがバーバラミントのような本を読んでこのようなスキルを習熟したのかどうかはわからないが、クリエイターという切り口で仕事を始めて現在までに到達したところだということは読み取れると思う。
眞木準編集の「ひとつ上の・・」シリーズを読んでもわかるが、顧客の話を聞いて情報を引き出し、整理し、提案につなげていくという点はほぼ共通するもの。
(佐藤さんの場合はより論理的な傾向が強いと思う。)
8人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
和やかでシビアな採用面接官のような本, 2008-06-06
現状を洗い出し、→視点を定め、→課題を設定する。このプロセスを円滑に運ぶために、仕事場はスッキリ片付けましょう、PCの中もスッキリ片付けましょう、頭の中のモヤモヤも言語化して並べてみましょう──書いてあることはどれも当たり前のこと。あまりにも当たり前すぎることなので、超人的な仕事をこなしている著者のコペルニクス的秘訣を教えてもらえると期待して本書を手に取ると、見事に失望させられる。実際、同じ内容をビジネスハウツー本ばかり書いているような巷の先生が説いても、今さら誰も耳を貸さないだろう。今をときめく佐藤氏が、今さらのようにこういう事を馬鹿丁寧に開陳して見せているのが、まさに本書の肝なのだ。ここに書いてあることを分かり切ったこととせず、今一度素直に実践して“完全に自分のもの”にできるか──本書を生かすも殺すも読者自身なら、それによって自分を変えられるか否かも読者自身のポテンシャルにかかっている。終始和やかな物腰で応対しながらシビアなまなざしで応募者をふるいに掛ける採用面接官のような本だ。
8人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アートディレクターだからこそ, 2008-02-11
まず、大掃除などの整理方法のノウハウを示しているものではありません。ご注意ください。この本では、「空間の整理」、「情報の整理」、「思考の整理」という3ステップで、著者のアートディレクターという仕事内容を示しています。これは「問診」に始まる医者やコンサルタントの仕事方法に似通ったもので、どのような仕事・状況にも応用が可能だと述べられています。物事の「本質」を捉えるために「整理」するという内容は、ビジネス書としては珍しくないかもしれません。ただし、アートディレクターという仕事と、物事の本質を捉える考え方をつなぎ合わせ、具体的なプロジェクトを例に解説しているという点で、興味深く、参考になる本だといえると思います。
1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理の先にある「本質」, 2010-01-20
サブタイトル“Method for Reachig Essentials ”のとおり、日々の整理術はもちろん、
どんな物事であれ色々整理した先に、本質が見えてくるという理解ができます。
著者自身のプロジェクト紹介(結構、大部分)は流し読み程度でよいのですが、
広告クリエイターの味方が少し、変わりました。著者が成功しているのは
必ずしも、彼が優秀かつユニークだからだけでなく、お客さんが本当にしてほしいこと(本質)に
耳を傾け、引き出す力があるからでもあるのだと思いました。
そのHow toの初歩をこの本では垣間見ることができます。実践は難しいと思いますが。
個人的には「通勤のカバンは軽く。両手が自由になると世界が変わる」
というようなくだりがかなり使えました。
実際、自分のカバンの中身は、いつもは使わないものばかり。
整理したあとのカバンはびっくりするくらいスッキリし、
逆に大事なものを忘れたり、なくさないようになりました。
カバン軽量化の一環で探して購入した、コインケース付パスケースは、もう手放せないアイテムです。
普通のお財布はもう持てないかもしれません(笑)
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仕事人共通の見解, 2009-09-02
千原ジュニアが、インタビューで、「整理のできないやつは、笑いがとれない。どんなテーマを振られても即座に関連したネタを提供できるやつが面白いし、頭の良いやつ。情報だけでなく、物理的な空間も同じ」と言っていた。
まさに、この本にも、通じる真理だ。ちなみに千原ジュニアも、ほぼ手ぶらの毎日だそうです。
本の冒頭にある、下記の一文が好きです。
「楽しく、早く、いい仕事をして、人に喜んでもらって、自分もハッピーになる。」
仕事も遊びも、どうせやるなら楽しくやろう。
整理整頓。整理の術を磨いて行こう。そうすることで混沌とした現状に対する認識がはっきりしてくる。と著者は言ってます。
自分を整理し、その後、相手の思いを整理することが、全てのビジネスにつながっていくという主張に共感。
そのためにも、整理術を磨く必要がありますね。
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視点、あるべき姿, 2009-05-03
写真では鋭い目つきで、「なんかこわそうな、感じ悪い人だなー」と
いう、私の中では変な印象があった佐藤可士和さん。
しかし、読んでみると、その印象とは裏腹に、やわらかい語り口で、
なんとなく人柄もよさそうな感じがしました。
何よりも実際に手掛けた事例が豊富で、それに基づいて、
「整理」の過程がわかりやすく書かれています。
これは特に企画の仕事をやっている人に役立つのではないでしょうか。
何かを生み出すためには整理していくことが必要、
整理していけば、自然と答えが出てくる。
重要なのは「視点」「あるべき姿(本質)を常に目指す」ということがよくわかりました。
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整理=クリエエイティヴな作業, 2009-01-08
整理に対する概念が覆される。「整理とは、伝えたいことを明確にするという、コミュニケーションの本質に迫るアプローチ」というメッセージから始まり、医師・患者関係の比喩などを使った整理のコンセプトがわかりやすく綴られる。
具体的なハウツーは少ないが、「整理と問題解決は、同じベクトルでつながっている」という新しい視点を提供してくれた本は今まで出会えなかった。斬新性に☆5つ。
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身の周りが片付かない方におすすめ, 2009-01-01
身の周りが中々片付かない、いい考えが浮かばないなど空間、思考の整理でお悩みの方に非常におすすめです。文章も非常に読みやすく、スイスイ読み進めることができます。私の場合、書類の整理で困っていたので特に空間の整理の項目が大変参考になりました。私自身、普段めったに使用しないものをいつか使うだろうといってカバンの中に入れている、いつか読もうと思って机の上に置きっ放しの書類など、とても仕事がスムーズに行く状態ではなかったと思います。わたしは内容を理解した後、実際にやってみて、その結果を検証し自分流にアレンジしていく、というやり方で実践してみました。そしてかなり身の周りの乱雑した状態が整理でき、頭の中のあれもこれもやらなきゃといった仕事上のストレスも軽減できたと思います。整理術でお困りの方は一読をおすすめ致します。
1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アートディレクターの成功例とその整理術による分析は興味深い, 2008-08-23
「整理術」というタイトルで読んでみましたが、良い意味で裏切られました。他のレビューにあるようにノウハウ書としての「整理術」とはちょっと異なります。でもなじみのないアートディレクターという職業での広範囲な成功例を独自の考え方で分析した内容が多数紹介されており、興味深く読むことができました。
広告って、どんなひとが作ったのか?どんな意図で作ったのか?など考えることがありませんでしたが、紹介されている成功例はどれも記憶にあるCMばかりで、著者の活躍ぶりを実感しました。
空間<情報<思考の整理という概念的な紹介ではありますが、わかりやすいロジックでまとめられています。
細かいノウハウの紹介もあるので、読み物として、ノウハウ書としてもお勧めできる一冊です。
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捨て抜くことで、メッセージを打ち出す方法。, 2008-06-04
本にはさまれた口絵の写真が印象的だ。
オフィスには一切の装飾なし。もちろん、机の上には何も無い。
すべては、整然と並べられたモジュールボックスに分類され、必要に応じて取り出す。
コンピュータのデスクトップ上のファイルアイコンの用に。
なんて、クールな空間なんだろう。
わが身を振り返ってみると、雑然と積み重ねられた本や書類の山。
中途半端な、つまり、客観的に見てメッセージ性のない自分の生き方。
反省を迫られ、しかし、佐藤さんのようにはなれないな、ともつぶやく。
でも、捨て抜いた先に、オリジナリティや美学が見えてくるのかもしれない。
そんなことを考えさせられた。
14人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
うーん、自分にはちょっと・・・, 2008-01-31
何となく表紙を見て「自分には合わないかもなあ」、と思い買わずにいたのだが、ある雑誌で昨年売れた本として紹介されていたので、とりあえず買って読んでみた
が、結果は残念ながら予想通り
机の上の整理整頓等は他の本でも読んだことが有って、特に目新しい物でもなく、その他の部分は筆者の作品の解説の様に思えてしまって、いまいち・・
ただ筆者と同じ様な仕事をしている人には、その道の第一人者である筆者の思考の順序が判り易く解説されているので、良い本なのかも
そういった意味では、限られた職種の人に役に立つ本で、ベストセラーとして読まれる本ではない気がした
20人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
残念, 2007-10-14
最近、よく目にする本なので購入してみましたが、
体験談的なものが多く、実用的な部分が少し弱く感じた。
整理法の本は最近数多く出版されているが、
期待していた内容とは少し違って残念。
4人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
とても参考になる, 2009-01-31
佐藤さんのようなクリエイターはトイザラスで売ってそうなおもちゃ、読んでないだろっていうような洋書、ニューシネマ系のポスターといったような物に雑然と囲まれている「いかにも」と部屋でアイデアを考えていると思ってました。
クライアントとの問診の中で解決すべき本質を切り込んでいく。
広告は見られてないことが前提であるのだから、相手に伝えるためにはシンプルにする。なるほど。
私自身も日々暮らしていく上でどうしても物、情報を多く抱えてしまいます。
あらゆるものを整理し、何が必要で不要なのかを判断していく。
人間の能力、人生の時間は有限であるのだから、それをきちんと選択していかないと一体何のために生きているのか、何をしているのかわからなくなってしまいます。
「整理」という観点は私にはとても参考になりました。
将棋の羽生名人も悩んだら整理整頓をするそうです。
そこで思考の整理もするのでしょう。
それにしても、レビューで評価が辛い人たちの文章から嫉妬がにじみ出ているように感じるのは私だけでしょうか(笑)
4人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
レビュー数70件、まずその数字がすごい。, 2008-07-21
デザイナーと言いますか佐藤さんらしくシンプルで本質をつかむと言いますか、が本書にもしっかり表れています。
たまたまタイトルに整理を書かれていますがなんとなく佐藤さんの頭の中で結構ウェイトが大きく占められている思考方法の開示ではないかと感じました。
本書自体がものすごくセンスを感じるつくりになっておりまして手元において置くだけで頭をスッキリさせてくれる効用がありそうです。
4人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理の価値, 2008-02-21
整理はすべての技術を滑らかに活動させるための基盤にあたる部分だと思い、このスキル、見直すことで、少しでも、今の仕事を効率よくできないかと思い通読。整理術と書いているけども、物理的な整理術だけではなく、電子ファイルの整理の仕方のポイント、情報を整理して必要なものを見つけ出す力のポイントなど、面白いコンテンツが詰まっている。それぞれは各専門書のほうが、詳しく記載されているけど、自らの実体験をこめて記載されているのは本書を読みやすくしてくれている。クリアファイルの利用の仕方などいまやっていないことがあったなぁ。また、電子ファイルのフォルダも、あまり並べすぎるのは脳みそにやさしくないという提案は納得してしまいました。
7人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本の内容を超整理して欲しい, 2010-02-08
この厚い内容をもっと超整理して10Pくらいになりそう。
本にするために自分の仕事紹介や例えばなし、図を載せてるのがいまいち。
それであれば、文章は10Pあとは写真
くらい潔い本にして欲しかった。
10人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ファンに「効く」ビジネス書, 2007-11-24
身の回りの物の整理、情報の可視化、視点の導入と転換など、書かれていることは他のビジネス書や自己啓発書とあまり変わらない。そういった本をすでに読んでいる人には期待外れになるかもしれない。
この本の価値は「佐藤可士和」がそれらを実践し、その成果が目に見えたり、はっきりとイメージできることにあると思う。例えば、「視界に多くの物が見えていると気が散ってしまうので、一つのことに集中できるようすっきりさせた」という説明も、本の中の写真だけでなく、多くの読者がすでに他の雑誌などで彼のオフィスを見たことがあり、すんなりとイメージできるからこそ、他の本より何倍もの説得力がでる。メディアで紹介されている彼の作品や考え方に共感できればなおさらである。
そういう意味で、この本は彼のファンには「効く」ビジネス書だと思う。自分も他の本で読んで重要なことだと思いつつ、印象の残ってなかったことを彼というフィルタを通すことで再確認できたし、今後彼のオフィスの写真を見るたびに上記のようなことを思い出せそう。そういう意味でこの本を読んだ価値があった。
10人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理術って言うから買ったのに・・, 2007-10-30
氏の整然としたオフィスには興味があった。
そこにもってきて「整理術」ときたものだから
早速購入したが期待していたものとのギャップがありすぎた。
ボーゼン、ガッカリ、あ然。
しっかりとしたコンテンツの本ではありますが
こんな理由で後味悪かったですね。
企業のコーポレイトアイデンティティには興味ないもので・・。
13人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「超」肩透かし, 2008-02-26
著者の事務所のあまりの整理整頓ぶりに驚愕した人も
少なくないのではないかと思います。
そんな佐藤可士和氏の「超」整理術ということで、
期待に胸を膨らませて本書を取り寄せたのですが、
「整理術」という観点からこの本を読んだ場合、
肩透かしをくらうのは間違いないと思います。
「超」をつけるのもテクニックのひとつだ、
とは氏の弁ですが、掴まされたほうにとっては
「超」迷惑といったところでしょうか。
もちろん、ADとしての氏の仕事は「超」一流だと
思いますし、自身の仕事を「整理術」にかこつけて
振り返っているので、なるほど、そのような経緯で
あの作品が生まれたのか、と理解することはできます。
が、それにしては中味が薄味なので、
要するに本業ガンバッテください、というのが、
氏の本業のファンとしての偽らざる気持ちです。
9人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
評価がかなり分かれていますが・・・, 2008-02-27
レビューを見ると、評価が分かれていて、
どんな内容なのかなぁと思いながら、購入しました。
結果・・・
これは、どちらかというと、「佐藤可士和の思考法」
ですね。
ちょっとタイトルだけを見ると、テクニック本
のように思えますが、思考法の本です。
テクニック本として、購入された方は、
がっかりするかもしれません。
でも、佐藤氏の思考法を学びたい方には、
買った方が良いです。
私も、実際に、目から鱗の部分があったので、
本当に買ってよかったです。
そして、もちろん活用しています。
活用しなければ、意味がないですので。
9人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
賛否両論ありますが・・・, 2007-11-27
良くも悪くも可士和さんの周辺話をコンパクトにまとめてある本です。
可士和さんや広告業界をあまりご存じない方にはお勧めなのではないでしょうか。
もう少しつっこんだところを知りたいかたは宣伝会議からBEYONDという作品集がでています。
巻末にそれぞれの作品の制作プロセスが語られており、「発想の整理術」という点ではこちらもお勧めです。
9人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
良いと思う, 2007-10-18
私が印象に残っているのは、佐藤可士和氏のオフィスの写真である。
作業スペースの机上にはMacと電話しか無く、ミーティングルームには机と椅子のみ。
今まで目にしたオフィスの中で、一番物が置かれていないのだ。
その簡素さを徹底した人物の「整理術の本」と言う事で飛びついた。
オフィス内の整理のみならず実務の進め方についても記載されており、参考になる一冊。
「整理術のビジネス書」を求める向きには、物足りなさが残るであろう。
写真や図版が少ない点が-☆。
6人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
妻であり秘書がすごいだけ。, 2010-01-09
正直、予定を秘書に任せて、手ぶらになる箇所はいただけない。
秘書(マネージャー)であり妻である悦子さんが立派にカシワ氏を操縦してるんじゃないかな。
というか、後書きを読んでたら、全て秘書のおかげだろうと思えてくる。
妻が夫を成長させた典型として読めば面白いよ。
3人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
デザインが好きな方には良し、ビジネス書としては足りないかな, 2010-01-20
日本有数のデザイナーである佐藤可士和さんによる「整理」の本です。
先日、NHKの「知る楽」に佐藤可士和さんが出演していて、その内容が面白かったとつぶやいたら、@SolicitorUeda さんも同じ番組をご覧になっていたようで、Twitter上で話が合い、@SolicitorUeda さんがこの本読もうかなとおっしゃっていたので、私も誘われるままに読んでみました。
佐藤さんは自分の整理方法として次のように述べています。
1.状況把握:対象を問診して、現状に対する情報を得る。
2.視点導入:情報に、ある視点を持ち込んで並べ替え、問題の本質を突き止める。
3.課題設定:問題解決のために、クリアすべき課題を設定する。
この中で一番難しく肝になる部分は、「視点導入」だと思います。たくさんの情報をある一つの線で貫き、そこにプライオリティを付ける、ということです。この視点を見つけることがとても難しいのだと思います。佐藤さんはずっとこの姿勢でビジネスをやってこられた方ですし、デザイナーという天性の資質を持った方ですから、これがおそらく我々とは比にならないくらいのスピードと感性で見つけられるのでしょう。とはいえ、佐藤さんは練習を積めば誰でも出来るとおっしゃっています。ほんとかなぁ。。
また本当に必要なものを見つけるために、「いらないものを捨てる」ことを勧めています。佐藤さんは仕事に行くときも手ぶらだそうです。捨てるという行為は、不安との戦いだと言います。何が起こるかわからないから、モノがあると安心するのだと。不安を取り払って捨てる勇気をもてば大きな一歩になると。
私は心配性なので鞄には傘をはじめとして常に多くのモノを入れています。これを見直すというのはなかなか難しいです。少しずつ減らしてみようかな。
すっきりとした空間を作ることで仕事の効率が上がり、リスク回避になる、というポジティブな目標をもつこと。
これはそうなんだろうと感覚でわかっています。実際、帰った後に机の上が綺麗に片付いている人ほど仕事が出来ると私も思います。書類が山積みになったり文房具が出しっぱなしになっている人で仕事が出来る人を私は見たことがありません。
全般的に佐藤さんの仕事術的な見地からの整理法が紹介されていて、実際のデザインに至るまでのプロセスが読めて面白かったです。
ただ、整理術という切り口からは弱いなと感じました。どうしてもデザインの仕事での話になってしまうので、一般のビジネスにおける整理とは趣が異なるのですね。佐藤さんの作るデザインに興味がある、好きだという人には楽しく読めますが、仕事ですぐに使える整理術なんかを求める方には肩すかしをくらう一冊だと思います。
3人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理術だけでは佐藤可士和になれない。×α の部分が知りたいと思いました, 2009-07-25
整理術≒仕事術という趣旨で書かれていますが、
仕事術についてはノウハウ、経験談のみで超整理術としては
まだ完成していないのかなという印象を持ちました。
本書を読んで著者の作品例を知りましたが、
インプット→→整理術 ×「???」→→“佐藤可士和さんのアウトプット”
のように著者が著者でたる所以の「???」が表現されていないと感じました。
どう考えても、整理術だけであの作品は生まれないと思います。
コンサルティング系の仕事術本が多い中、アートディレクターという職業視点の
仕事術は仕事のヒントになる部分もあり、興味をもった方は一読してみては。
今後、著者の「???」に関する書籍が書かれることを期待して待ちます。
3人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理術の本として期待しないで, 2008-08-29
著者は断言する。アートディレクターの仕事は、情報を整理してメッセージを明確化すること。
その情報整理の手法が述べられている。
目新しいものはあまりないが、美しさにこだわっっている点は感服する。
とにかく捨てる、机の周りは何も置くな、外出は手ぶら、など。
私のような一般人は、通常の整理術で充分かもしれない。
後半は著者の数々の成功例を紹介している。
具体的な手法を参考にするというより、読み物として楽しむのが良いと思う。
0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ある意味、お掃除本、片付け本, 2010-08-14
結局、自分(相手)が何をやりたいのかを、突き詰め
不要なものをバッサリそぎ落とすことで空間、デザインを創る。
それを本質というのかは別にして、
日常生活に追われると 自分がどうしたいのか曖昧になる
その結果が悪玉コレステロールが蔓延し、部屋も、カバンの中も
職場も、生活全般(人生?)が不透明になっていく。
人間が何を欲しているかを突き詰めることが、デザインになり
デザインが人間のモチベーションに繋がることを説得力ある実例で指し示している。
何度も見返したくなる本なので文庫化を望みます。
0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
テクニックではない仕事の本質, 2010-08-01
この本は巷に溢れる単なる整理術の本ではありません。これまでのレビューにあるように、テクニック的なことを期待するのであれば、他の本をつまみ食い的に読めば済みます。「空間」「情報」「思考」の整理術について著者の実体験を基に語られており、この本自体の構成が徹底的に整理されたものであると感じます。私自身もこれまで以上に整理を徹底することで無駄なものを省き、集中力と判断力が研ぎ澄まされたように感じます。
0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
仕事は整理から始まる, 2010-01-11
アートディレクターとして第一線で活躍する著者が初めて披露した仕事術の本であろう.本書では整理という切り口で,クリエイティブな仕事をするために重要なポイントがまとめられている.
整理術のポイントは,空間の整理,情報の整理,思考の整理の3つに要約されるという.空間の整理では,整理するにはプライオリティをつけることが大切である.情報の整理では,プライオリティをつけるために視点の導入が不可欠である.思考の整理では,視点を導入するためにはまず思考の情報化をと説く.そこでは主観的な視点ではなく,俯瞰したような客観的な視点が重要であるという.
本書では,著者がこれまでに手掛けてきた仕事を例に,上記整理術の方法論が具体的に解説されている.本書はクリエイティブな仕事をする人だけでなく,幅広い人々の仕事の効率化や発想支援に役立つと思う.
0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理をすることは問題解決と同じベクトルにある。, 2009-10-25
以前から「忙しいからこそきちんと整理する」ということを
公言して徹底してこられた売れっ子クリエイター佐藤可士和さん。
正直佐藤可士和さんという人物を知らずして、
整理術を学ぼうと本書を読む人にはあまり得るものがないと思う。
本書では整理術のハウツーというより、
可士和さん自身が過去にデザインしてきた事例を再び
整理して収め直しているような気がした。
その点では「クジラは潮を吹いていた(佐藤卓著)」に通じるものがあった。
ご自身でなされた無駄をそぎ落としたシンプルな装丁も気持ちがいい。
「デザインもクリエイティビティ溢れる整理術」という言葉が印象的で
自分への戒めとしては有意義な本だったので★4つ。
0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
デザインの本質, 2009-03-03
この本は哲学書です、整理法はその哲学をガイドする強力な手段なのです。
では本当のメッセージは何か?
答えはサブタイトル。
「 Method for Reachig Essentials 」=本質にたどり着く方法
佐藤氏のアートディレクションの定義はこう
「商品の本質を捉えデザインの力を使って相手に届けること」
そしてその「商品の本質」に至るための道筋が「整理法」であるということ。
うーむ、深いかも。
では、その整理した内容を見てみると・・・
「商品」がデザインの力によって強力な力を持った
「メッセ−ジ」に変化しているではないですか。
(詳しくは氏のHPもしくは本の扉絵をご覧あれ。)
スゲー!
整理法の先にある「感性」について知りたい方は『佐藤可士和 デザインペディア』がオススメです、ざっくばらんに会話調で楽しめます。
0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
簡潔, 2009-02-10
基本的にいいたいことは3ステップの方法論。
それによってどのような事例が解決できたのかを具体的に紹介。
しかし方法論が途中から飛躍しすぎていて。
その発想はあなたしかできないのではないか、
と思うことしばしば。
論理的な方法論とは言えない。
読み物としては面白い。
38人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
お仕事と同じく, 2007-09-19
佐藤可士和さんのお仕事と同じく、
大変切れ味の鋭い、文字通り整理整頓された
内容になっています。
まずは、かばん、書類、持ち物などの整理から始まり、
頭の中の整理、情報の整理、仕事上の整理などに
話が及んでいます。
ご本人が書かれたのだとしたら、
大変クリアな、すっきりした簡潔な文章になっていて、
読みやすいです。
本もほぼ文字だけのシンプルなつくりになっていて
内容に集中することが出来ます。
佐藤可士和さんはアートディレクターですが、
アートや広告に関する仕事でない方でも、
頭の中身、持っている情報、かばんの中身などを
整理する、管理するという意味で、
大変意味深い本だと思います。
働いている方みなさん、読んで損のない
本だと思います。
追記
ユニクロのNY店、キリンの極生、ステップワゴン、
国立新美術館、ファーストリテイリングのCI、
明治学院大学、ドコモのケータイなど
彼の手がけた仕事を、彼の説明で、彼の視点から
眺めることが出来る、という点でもこの本は
大変興味深い本だと思います。
俄然、整理したい気持ちになりました。
彼のオフィスや作品などをカラー、白黒で
見れる点もよかったです。
27人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
期待度が高いわりに, 2007-10-22
新聞広告や店頭の話題性から買ったものの、期待した内容とは離れていた。
著者がこれまで色々なメディアで話してきた内容を再度確認した程度で、書籍のPR戦略に買わされてしまった印象。
正直、もう少し新しい話や、読者にいかせる内容があってもよかったとおもう。
あくまで他人の話で、ふ〜ん、そっか〜と自分のこととしてとらえられない内容。
8人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これは「発想術」の本, 2007-10-30
本のタイトルは、「超整理術」となっていますが、実際には、情報の整理術+発想術の本です。
書かれていることは、経営コンサルタントであれば、いわば「常識」的なことなのですが、佐藤氏のようなアートディレクターが自分の経験から、この方法を編み出したという点が貴重だと思いました。
単なる机の上や資料の整理の本ではありませんから、タイトルに「偽り」ありですが、「アート」も経営改善も同じ視点なのだ、ということが感じられて興味深い本でした。
5人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
かなりの一人よがり?, 2008-01-26
整理という概念を情報や思考にまで拡張することが本書の最大の特徴だと思います。確かにモノの整理以上に情報や思考(さらには心まで)整理することは、今日的により重要なことです。
また、クリエイティブなデザイナーなだけに感性には鋭いところがあるなと思いました。
明治学院大学のロゴのデザインで”潔さ”というキーワードが出てきます。往年の名女優”高峰秀子”の、「人間にとって一番大切なことは、潔さ」という言葉を思い出しました。
他方、批判的にみれば、多面的な見方をこの人はできているのでしょうか。大いに疑問を覚えます。例えば、職場で月曜朝一に物品の整理をさせられる職場というのは、かなり管理的で普通の従業員はたまらないでしょうね。それと、彼の作品というのはビール以外はぱっとしない。彼の携帯はそれほど売れたわけではない。本の途中で作品が出てきますが、色の説明があるのに白黒。とても読み手のことを考えているとは思えません。結局、かなりの独りよがりのように思えます。
10人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
捨てても良いんだ, 2007-11-20
PCの整理を実際の整理に生かす。
なるほど
と思いました。
すぐに実践することで身の回りも頭の中の問題もスッキリしました。
実践が難しいことでも無いので画期的な内容です。
しかし実際に可士和さんが手がけた事例の紹介は退屈でした。
7人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
すっきりしているが新しい視点に欠ける, 2008-05-21
空間、情報そして思考についての整理法に
ついて言及している本。
これは著者が重要視している「いかに物事の
本質に迫るか」を実践するための方策に相当
する。
不要なもの、無駄なものを捨て、雑多な並び
をプライオリティなどを元に分類・整理して
いくことによって、問題点の抽出、確認すべき
ことがらや、もやもやしたものが鮮明になって
いく。
その後は解決すべきことがらに向けて問いかけ
をあきらめることなくポジティブに行うことに
よって本質に近づいていく、と著者は説く。
アーティストの著者である上に整理について
述べているだけあって全体的にすっきりして
いて分かりやすく読みやすい。また、装丁や
装本も個人的には好みだ。
ただ、整理についての方法論や問題解決の
ための思考法に至っては従来のものと変わり
がなく内容に深みが無い。クリエイティブ
ディレクターに期待していた新鮮、独自と
いった視点が特になかったのは残念である。
4人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
サクッと読める本, 2008-03-16
予想より内容が薄く、少々驚きましたが、
1,2時間でサクッと読めますし、具体例が多く情報量が適度なので読みやすい本でした。
アートディレクションに興味があれば、新国立美術館や極生などのデザインの経緯はなかなかにおもしろいかと思います。
「徹底的に整理、整理!」というメソッド本ではないので、その類を求めている人には物足りないかと。
4人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
問題解決は整理からはじまるという仮説、というか事例集, 2007-11-18
アートディレクターという仕事も、芸術家というよりはお客様の問題解決をご支援するコンサルタントのような側面が大きいのだという指摘は私にとっては新たな発見。
アーティストとしての自己主張よりも、クライアントの立場に立って、現状把握、要件分析、解決案の提示、解決案の実現、といったことを感性のみではなく、論理的に詰めていく作業。
紹介されている事例を見ていると簡単そうに見えてしまうのだが、実際はかなり困難な作業なんだろうな、と思う。そしてやはり成功事例のベースには感性の鋭さが必要条件として横たわっているのだろう、とも思った。
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整理術としてはイマイチだけど, 2007-11-22
佐藤可士和さんの思考を知る本としては、おもしろかったっす。
なにしろ、今、旬の人ですからね。
どうやって、あのデザインが、コンセプトが出てきたんだろう?
そう思っていたので、知れてよかったっす。
ただまあ、整理術としてはぜんぜん。
たぶん、この程度のことは読者たちはとっくにやってます。
かばんを持たないなんて、僕なんか20年以上です。
それをずいぶんオーバーに喜んでいる気が知れない。
いつまでも保存しておくような本じゃないので、
早々に整理するつもりです。
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妻であり秘書がすごいだけ。, 2010-01-09
結論は全てを秘書に任せて、自分はアイディアを出すだけ。
予定を秘書に任せて、手ぶらになる箇所はいただけない。
秘書(マネージャー)であり妻である悦子さんが立派にカシワ氏を操縦してるんじゃないかな。
というか、後書きを読んでたら、全て秘書のおかげだろうと思えてくる。
妻が夫を成長させた典型として読めば面白いよ。
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王道だが凡庸, 2007-09-23
筆者の最近の仕事を含め
間違ってはいないが
他の人でも、いいような仕事。
この本を言い表せばそんな感じです。
デザイン整理の面白さなら 「FILING―混沌のマネージメント 」
ビジネス本としてなら「ナガオカケンメイの考え」
という良書もあります。
可士和さんならではのキレの良いヒラメキ
を期待している人にはオススメできません。
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整理術の先にあるもの, 2010-04-02
本書をタイトルどおりに有名デザイナーの単なる整理術と思い込んではいけません。
もはや単なるクリエイティブディレクターの枠を超えた感のある佐藤氏が伝えたかったことは、
空間も情報も思考もきちんと整理整頓するなかで、物事の本質が掴め、斬新で新しい発想を
生み出すことができることです。
世界で通用するクリエイティブな方のモノの見方・捉え方・発想の仕方を追体験できる稀有な一冊です。
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デザインとはそぎ落とし分りやすく伝えるもの, 2010-03-16
著者の仕事は、皆様知っての通りアートデレクター
私が現在でこそFPとして仕事をしていますが
学生時代は、デザインの勉強をしていました。(そんなのはどうでもいいですね)
極限までにシンプルにして、人に分りやすく伝えるプロセスには共感できます。
アートデレクター、そしてプロダクトデザイナーとして
極限までに、絞りこんだ佐藤可士和の仕事ぶりが
伝わってきます。
この本は、人と接する仕事をしている人(コンサルティング)などにも
お勧めできると思います。
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仕事を進める手順書として, 2010-01-14
参考になる。デザイナーさん、プロデューサーさんたちは、きっと読んでいるでしょう。シンプルな装丁にも主張がある。どんな仕事も成功にもっていくには、何らかのプロセスに分けて取り組むのが有効。
佐藤氏の方法が、成功事例とともに述べられていて、なるほど、という面がある。
楽しく、早く、仕事を進める、というのも、今の時代にこそ必要なポリシー。
イチブトゼンブをBGMにして読むと、一層理解が進むかもしれない。
なるほどねえ、という一端を垣間見ることのできるコミュニケーションのデイレクションガイド。
31人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理することで創作を生む!, 2007-09-24
装帳からも窺えるように、内容は極力シンプルで読みやすい。
確かに机がゴチャゴチャしているより、最低限のものだけ置かれている
状況のほうが効率がいいように感じる。
氏のこれまでの作品について、取っ掛かりからデザインして形にするまで
の過程をさらっとではあるが解説していて、非常に楽しめる。
専門的な知識は必要なく、どのような分野の方でも楽しめる本。
専門の方には物足りなさがあるかも、、
92人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ひとことレビュー, 2007-09-25
□読むべし
□どちらでも
■読まんでいい
3人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
デザインに興味のある人向け, 2008-02-04
他のレビュアーも書いているが、整理術の方法に関する部分の内容は薄い。
おざなり、といった言葉すら浮かぶ。
ただ、外からはよくみえない、
デザイナーとはどういったところでどういった仕事をしているのか、
といったことがよくわかり、面白かった。
とくにプレゼンテーションの打ち出し方や具体名を出しての
有名な商品デザインができあがるまでの裏側など。
そういうものに興味があったので興味深く読めた。
その意味では、もっと写真が入っていれば、さらに良かったのだが。
19人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
普通の人には、何のご利益もない, 2009-05-30
筆者は以前、NHKのTV番組「プロフェッショナル」に出演していたと思う。ホンダのステップワゴン、東京六本木の国立新美術館のロゴ、キリン極生のCM等を手がけたアートディレクターによる「空間」(仕事場)・「情報」(パソコンデータ)・「思考」(発想の考え方)の整理方法の極意を、”超整理術”として記述した本である。
この手の本(何かに成功した人物が、その秘訣を見せびらかしにお遊びとして著書としたもの)にありがちな、様々な筆者の業績の自慢話と、どうでもいい秘訣という名の自慢に満ち溢れた本である。普通の人には、何のご利益もない
8人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
凡人には理解できない卓越した本, 2008-01-11
この本はあまりにもすごい!
凡人には理解できないと思う。
クリエイティブな人のための本だ。
普通の整理術の本と誤解されがちだが、
思考の整理術をめざしている。
無駄なものをすべてそぎ落とし、
要点だけをまとめている。
表紙のデザインも著者が担当している。
純白な見事な装丁だ。
魂が興奮する出来ばえになっている。
6人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
クリエイターの頭の中。, 2007-11-25
問題解決のための整理術を、著者が取り組んだプロジェクトを事例に、提示している本。問題解決のためのプロセスの流れに特に目新しいものはないが、やはり視点をどこに持ってくるか、何を発想するかという点については、著者独自の言語化できない部分があるのではと思う。そういう意味では、事例はさておき、書いてあることが当たり前になってしまうのは仕方がないのかもしれない。
2人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
広告業界に限らずに万人向けな内容の良書, 2008-07-07
有名アートディレクター佐藤可士和さんの整理についての考え方から、プロジェクトにおいてのクライアントへの問題点の提議、またのその解決までを読む事ができます。
各方面で有名なヒットデザインやアイデアを作る方法を目的として読んだ場合には、この本は答えるものではないですが、結果として読める、ヒットしたデザインやそのアイデアの背景は応用ができるものだと思います。
情報過多で複雑になっていく現代で、問題点や探しものが見つけづらくしないための予防として、また発想の転換が必要なときなど、この本で書かれたある考え方や具体的な整理術は役立ちます。
26人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ファン向け, 2008-03-16
低い評価点を下している人々のレビューを読めば、この本の酷さは明白である。不幸にも私は、書店で平積みされているという理由で購入をしてしまった一人。
新鮮味の欠如した単純思考に、面白みのない(同業者視点からしても)著者の作品はたしかに「サムライ」だ。侍を真似た劣化コピー。
この本を読んでどうなるのか。何も生み出さない。
佐藤可士和ファンが娯楽として読む本。
29人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
超整理=思考法だよ。いい本だ!, 2007-09-29
営業マンの私にとって、顧客のニーズを掴む事や組織内の連携・コミュニケーションを高める事は慢性的課題である。「顧客自身が気づいていない課題」や「伝えにくい先輩の経験や視点」を如何に目に見える様にするのかを日々考え悩み続けている。氾濫する情報の中でどの情報に「プライオリティ」を持たせるのか?も合理的に成果を求められる今の時代には大きな課題だ。同じ会社にいても人の頭の「中身」(=思考法や選択法)は掴みにくい。他人だけでなく自分自身の頭の中身ですら分かっていないから迷うしブレる。色んな事が見える様になったようでいて、実は見えない事だらけの時代なのだと思う。この本を読ませて頂き、思考を目に見える形にする事で本質を追求し、「ただ何となく」進められている事に意味や合意や具体性を見いだせる事への可能性と重要性を再認識させて頂いた。その為には多角的なものの見方(「視点」)を持つ事と、その中で得た情報を整理していく習慣を身につける事が大切だと認識した。私はオフィスの書類整理の仕事に関わっている為、「整理」と言うキーワード(著者の言う「視点」の一つ)に惹かれてこの本に巡り会ったが、むしろ「思考方法」とか「コミュニケーション法」「表現法」「アプローチ法」と言う意味で大変参考になった。メッセージを受けとる側にも「視点」はあるが、それは送る側にもあるだろう。そう言う意味で本のタイトルは難しい。でも、私が先程上げたどのキーワードでこの本が出版されていても買わなかったかも知れない。やっぱり「視点」の影響力って大きいですよね。2つの視点(今回は著者の名前と「整理」)以外にもいっぱい可能性があった。そんな事まで考えさせられた素敵な本でした。
4人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
整理から見えてくる発送, 2009-01-17
レイアウトや読みやすい文章に気を許すと、スーと手から抜け落ちてしまうような本だ。
しかし、その手からこぼれそうなるものをしっかり掴めばこの上なく勉強になる本である。
おそらく多くの人はその読みやすさにだまされてしまう。
内容はあまりにも濃いのだが、文章と構成のうまさで、その深さや濃さを感じさせない。
だから万人うけはしないだろう。
小山薫堂氏の”考えないヒント”と同様に、すばらしい本であるが、万人がいい本だとは、評価しないだろう。いや、万人には評価する能力がないだろう。
じっくり、何度も読んで欲しい。
そうすれば、佐藤氏の伝えたいことのすべてがわかるだろう。
じっくり、何度も読むこと、それがこの本のよさを知る唯一の方法だ。
31人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本質を掴む, 2007-09-20
佐藤可士和さんが書いた本。
なぜ整理をすることが大事なのかを、氏の具体例と共に説く。
そして「それが言いたかった!」と、
今までにぼんやりと考えていたことや、さらにその先にあるものまで、
この本の中に見た気がした。
整理整頓が、本質を掴むことにつながる。
それはデザインは勿論のこと、
私に置き換えるならば、今までの研修生の方へのフィードバックや、今そして今後の生徒への授業や指導、さらには私の人生まで、
全てのものに言えることだと思う。
書いてあることを大切にし、私も実践していきたい。
まずはカバンの荷物を減らすことから、早速始めてみようかな。
5人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
読みやすい。あと一歩!, 2008-06-09
結構、よい本でした。面白かったし、非常に読みやすい。でも結局、というか当然、この話は佐藤氏だけしか体現できません。そもそもクリエイティブな話をあたかも株の本のように方法論があるかのようなアプローチでしか出せない出版社に問題がありそう。結果論として、佐藤氏は成功し、その裏にはこの本に書いてある事を実践したんだと思いますが、それは結局回顧論です。読んだからといってクリエイターになれるわけではありません。
21人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この感性、、、, 2007-11-05
わたくしのレビューは全部5です。
なぜかと言うと、どこかに必ずいいところがあるからです。
よい所をさがすのにわりと苦労した本ですが、ありましたありました。
officeがすっきりしているところです。
これはきっと個人的に考えますと、過去に佐藤さんはごちゃごちゃの部屋に
いた事がおありになったのではという事です。
反比例でなにもないようなモデルハウスのような生活感のない無機質なものに
向かうからです。わたしは物はカタズけるより買わない増やさないほうです。
超とつくとMrマリックのようになんだかどぎもをぬく製作があるかと
期待しましたが、そのようなものはあまりみつかりませんでした。
賞をおとりになった作品がたまたまよかったのでしょう。
でも、こんな本があるのだという、ことがわかりました。
上手の手から水がこぼれるような作品本、お金と暇のあるかたはどうぞ
ごらんになってみてください。
15人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
肩書きほど大したことない, 2010-03-02
人を舐めきったようなあの顔がムカつく。そのうち消えるやろ。。。。。
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